『マチネの終わりに』と出会い系サイトでの出会いについて

マチネの終わりに

『マチネの終わりに』の映画が話題にもなっているので観てきました。

元々、平野啓一郎が書いた小説『マチネの終わりに』大好きだったんです。

小説『マチネの終わりに』

 

僕はPCMAXのプロフィール欄に『マチネの終わりに』を読んで深く感動したと書いているんですね。

そんな僕のプロフィールを読んで、「プロフィールを読んで、『マチネの終わりに』のくだりに共感しました」とメールをくれた女性と深い仲になった事もあります。

⇒⇒ 『マチネの終わりに』が繋いでくれた出会い


『マチネの終わりに』は恋愛小説というジャンルになるわけですが、そのような狭いジャンル分けに収まる事のない、非常に奥の深い普遍的な小説だと僕は思います。

平野啓一郎は哲学にも造詣が深く、『マチネの終わりに』も哲学的な「時間」に関する問いが、主題のひとつでもありました。


マチネの終わりに

 

『マチネの終わりに』は、天才ギタリストの蒔野聡史、ジャーナリストの小峰洋子、世界で活躍している成熟した大人同士の恋愛物語ですよね。

蒔野が洋子に、このような事を言います。

「人は変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」

 

まだ出会ったばかりの二人でしたが、蒔野のこの言葉が洋子の胸に深く突き刺さります。

洋子にはアメリカ人の婚約者がいたので、自らの気持ちを抑制しているわけですが、この蒔野の一言で、無意識的に、

「私の心の一番深い部分をちゃんと理解してくれるのは誰でもないこの人だ」

 

と感じているのです。

もうその瞬間、二人は今までの人生で出会ってきた人の誰よりも深く、相手の事を愛し始めていたのです。

「未来は常に過去を変えている」

 

蒔野は、まだ1~2度しか会った事がないのに、今までの人生で誰より深く激しく洋子を愛してしまったのです。

そしてそれは洋子も同じです。

洋子を深く愛した蒔野の人生は、もうそれ以外の人生はあり得ず、洋子を深く愛することで、過去の色んな物の見え方が変わっているのです。

誰かを深く愛することで、今まで暗く霞んでいた過去の出来事が美しく輝き出した、という経験をしたことはないでしょうか?

もちろんその逆もありうるわけですが。


出会い系サイトでの出会いなんて、深く実りのある出会いなんて絶対に期待できない

 

そのように言う人は多いですよね。

確かに、ペラッペラで全く中身のないアホな男が出会い系サイトに多いのは事実でしょう。

実社会では付き合う相手や、セックスする相手を見つけることができないから、出会い系サイトというバーチャルな空間を活用するという男女が多いのも事実でしょう。

でも、決してそれだけではないですよね。

僕は今までに何度も素敵な女性と出会い、そしてセックスもしてきました。

その事は本サイトに何度も書いてきています。

本当に驚愕するほどの素敵な女性が出会い系サイトには登録していたりするんです。

『マチネの終わりに』の蒔野と洋子は、一度会っただけで、今までの人生の誰よりもお互いを深く愛し始めました。

「何度も出会い、そして一緒に長く時間を過ごす。」それだけが、深い愛に近づける方法ではないという真理が、この映画では示されていました。

出会い系サイトという華やかさからはかけ離れた「社会の片隅」のような場所であっても、深く結びつきあえる相手を見つける事ができるんですよね。

今までの人生で誰にも曝け出したことのない心の奥底の秘めた気持ちを、出会い系サイトで知り合った女性に初めて曝け出したこともありました。

 

その逆で女性からそのようにされたこともありました。

出会い系サイトには有名な天才ギタリストはさすがに登録していないでしょうが(笑)、小峰洋子のような美しく知的な女性が登録している事はあり得ますよね。

『マチネの終わりに』で描かれる男女の出会いと、出会い系サイトにおける男女の出会いに、本質的には近いものがあると僕は感じます。

そして、『マチネの終わりに』のような出会いに憧れる女性は多いですから、この映画や小説の感想などをプロフィールや日記などにちょっと書いておくと、素敵な出会いに巡り合える確率も上がると僕は実感しています。


そんな感じで『マチネの終わりに』に非常に感動した僕ですが、小説があまりにも見事だったので、それと比較すると映画はかなりレベルが落ちるように感じました。

まぁ原作が好きな人が、映画化されたものに幻滅することは多いので、そのパターンなのかもしれませんが(笑)

ストーリーも結構変わっていましたし、僕が小説で心を動かされた部分も、色々とカットされていました。

なので、やはりおススメしたのは小説のほうですが、小説を読む女性よりは映画を観る女性のほうが多いでしょうから、共通の話題になり得る可能性が高いのは映画のほうかもしれませんね。


ただ、映画の最後、蒔野と洋子が数年振りに再会する場面があるのですね。

その時の洋子の色んな感情が交錯した表情は素晴らしかったですね。

その表情を観ているだけで涙が溢れてきました

『マチネの終わりに』

もし興味を持たれたら、映画でも小説でも楽しんでみて下さい。

そして『マチネの終わりに』を話題にして、素敵な出会いが見つかるといいですよね。

 

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