婚外セックスや婚外恋愛

婚外セックス婚外恋愛について深く考察された本が、2015年に出版されて話題になりました。

その本のタイトルは、『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』です。

はじめての不倫学 「社会問題」として考える

実際に読んでみたんですが、本当に興味深い内容で、目から鱗が落ちるような考察が至る所にちりばめられていましたよ。

「不倫」「婚外セックス」などといったテーマで書かれた本を今まで色々と読んできましたが、この本がダントツで良かったです。

あまりにも内容が深く、1ページにまとめるのは難しいので、色んな切り口で記事を書いてみました。

お時間がある時に是非読んでみてください♪

著者の坂爪さんは、「不倫」をこのような言葉で表現していました。

「表社会のキレイ事では割り切れない、社会の矛盾やツケが集まっているところ」

 
現在の日本で、不倫をしているのは既婚者の1~2割と言われているようです。

600~1200万人くらいになる計算ですね。

凄い数です。

凄い数ではあるわけですが、ただ出会い系サイトを長く使っていると、出会い系サイトに登録している人妻の多さから考えると、まぁそれくらいはいるんだろうなぁという感覚になるんですけどね。

この本では、大切な関係を破壊してしまうような不倫にどっぷりとハマりこんでしまわないように、婚外恋愛に陥る前に婚外セックスでストップさせ、ある種の免疫をつけるのがいいという考えのもとで、5つの「不倫ワクチン」を提案していました。


精神状態や夫婦関係、家族関係が安定している男性が「カウンセラー」として、性生活で悩む女性を導くという古典的なパターン。
 

経済的にも精神的にも自立した女性が、不特定多数の男性と性的な関係を持ち、オーガズムを通して社会的な責任や罪悪感、当事者意識を吹き飛ばして、非日常の世界に接続する「アスリート女子」というもの。
 

1960~70年代の「性革命の時代」にアメリカで生まれた「オープンマリッジ」
夫婦がお互いを社会的、性的に独立した個人として認め合い、所有欲や独占欲、嫉妬心に妨げられず、お互いの合意の上で自由に愛人をつくることができる結婚のスタイル

従来の一夫一婦制では、配偶者を所有や支配することで、夫婦関係が閉鎖的になってしまいがちになる。そこでオープンマリッジでは、夫婦が互いの能力や魅力を最大限に発揮することで成長し、その成果が他方にも及ぼされるというフィードバックループに特徴がある。
 

責任を持って同時に複数の相手と恋愛関係(性的関係を含む)を結ぶ形態である「ポリアモリー」

ポリアモリーについては以前の日記で詳しく書きました。
 

交際クラブ。既婚男性に婚外での交際相手や愛人となってくれる女性を紹介してくれるサービス。

 

婚外セックスや婚外恋愛を円満に行う条件って?

婚外セックス

婚外セックスや婚外恋愛を円満に行うには、肉体的、精神的に健康で、なおかつ経済的にも時間的にも余裕があり、夫婦関係や家族関係が安定している必要があるという矛盾がある。

なので一番の不倫ワクチンは「結婚生活を極めること」になる。

現在の夫婦関係を維持するための婚外セックスを、著者の坂爪さんが条件付きで認める理由は、2つあるようです。

ひとつは、それ以外に不倫を予防する現実的な方法がないこと。

もうひとつは、それにより効果的な不倫ワクチンを生み出せる可能性があるから。

また、スワッピングに関しても興味深い記載がありました。

「スワッピング」の本来の目的

スワッピング

「スワッピング」の本来の目的というのは、他の相手との性行為により、身体感覚がリセットあるいは更新され、パートナー間の愛をさらに深めること。

ただ、今の日本で夫婦同士がお互いを交換するような正統なスワッピングは少なく、夫婦間のマンネリの打破や、複数の相手とのセックスを楽しむための娯楽として行われているのが実際。

今までスワッピングをしたことはありませんが、「他の相手との性行為により、身体感覚がリセットあるいは更新され、パートナー間の愛をさらに深めること。」という部分は分かる気がします。

スワッピングというのは夫婦間の関係を高めていく為の極めて高度な行為ということなんでしょう。

スワッピングに関する深い考察記事

スワッピングできる相手を出会い系サイトで探してみるというのも面白いかもしれませんね。